映画が好きである。
チョイスはミーハーだけど、コンスタントに話題作を中心に観に出かける。
物語が好きで、小さな頃から本やマンガが大好きだった。国語の教科書は、配られたその日に、小説だけは全部読んでしまう。小学校は図書館に通い、中学校以降はマンガの立ち読みで速読法を身につけた。
昭和の家庭といえば「夜は家族でテレビ」だったので、親が夜9時から吹き替え版映画を観ると、並んで一緒に見ていた。
父は、時代劇や西部劇が好きで、欧風が好きな母はうんざりという風だったけど、私は一緒に夢中になった。スティーブ・マックイーンも、年末の時代劇スペシャルも大好きだった。
『忠臣蔵』など、大好物である。
思い込みが激しいというのか、感情移入がスゴい。下手すると、予告編だけで泣ける。最後の5分だけ観たドラマのラストシーンだけで号泣できる。
最近、人間とは「物語を語ったり、聞いたりする生き物」と言っても過言ではないのではないか、と思う。歌やアートと同じで、食事のように生命維持のためではないけれど、無ければ生きていけない大切なもの。
好きな映画は?と聞かれて、殿堂入りの『サウンド・オブ・ミュージック』や『ニュー・シネマ・パラダイス』など、好きな名作を入れたらキリがないので、
それ以外、ということで、5つに絞っています。
● スゥイング・キッズ
今まで、「その映画知ってる!」という人に会ったことがありません。

でも、個人的には一番好きと言ってもいい映画です。
ナチス政権下のドイツ・ハンブルクに、敵国の音楽であるスウィングジャズを愛する「スウィング・キッズ」たちが実在したそうです。
そんな3人の青年の青春ストーリーで、ダンスシーンとジャズが散りばめられています。
私は、なぜかダンスを観たり、スウィングジャズを聞くと鳥肌が立つほど感動してしまうのですが、この映画、予告編が、ほぼテキストなしの圧巻のダンスシーンだったのです。
予告編だけで、全身が鳥肌モノだったため、これは行かねば!と出向いたのですが、イントロがいきなりスウィングジャズで踊りまくるシーンで、ド頭から大号泣してしまいました。(今、思い出しても、涙が。笑)
※あまりにも動揺してしまったので、改めてもう1回、観に行きました(笑)
ヒトラーによる圧政の中、3人がどんな選択をするのか?が、きめ細やかに描写されています。3人の、どの選択も「自分の中にある選択肢」であると感じました。
「自由とは何か?」というテーマが好きな方には、死ぬまでに1度、観て欲しい1本です。
● 8 Mile
エミネム本人が主演の、半自伝の映画。
私はラップにあまり興味がありませんが、この映画を観てから、エミネムの声だけには反応するようになりました。
「半」自伝とはありますが、世に出てくる前は、こんな風だったのかと、驚きのストーリーです。
自動車産業の没落感が漂うアメリカのデトロイトの雰囲気。そして富裕層と貧困層、白人と黒人を分ける「8マイル・ロード」。
貧困層で白人、という青年が、黒人のものである「ラップ」を携えて、劣等感やプレッシャーに揉まれながらも人生を変えようとする姿に魅了されます。
最初の情けないMCバトルから、最後のMCバトルへ、そして大好きなラストシーン。何度観ても、感動します。
娘と見るには、まだちょっと気恥ずかしいシーンがあるのですが、この映画も魂が震える、超オススメの1本です。
・・・おっと、思い出して書いていたら、熱くなりすぎて長くなりました。
あと3本は、また改めてご紹介しようと思います。