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永遠の妄想ボイス 小田和正 オフコースに夢中だった10代

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我が家の女子高生は、今まさにジャニーズに夢中である。我が家の家計の一部は、コンサートだの、CDだの、映画だので、Hジャンプの伊野尾王子に貢がれる。

私自身は、育ちがド田舎だったし、アイドルよりミュージシャンが好きなタイプだったし、アンチ・ミーハーみたいなところがあったから、

まさか、自分からジャニーズ好きの娘が産まれるとは、想定外だった。まぁ、産んだだけで違う人間なんだから、当たり前なんだけど。

そんな、あまり男性有名人にキャーキャー言わない私でも、数少ない「好きな男性」が存在する。

永遠の妄想ボイス 小田和正さん

私が中学・高校の頃は、「いのちゃーん!」じゃなくて、「おださーん!」だった。あの頃、私よりちょっと上の世代がオフコース世代で、そんな兄や姉を持つ私の同世代が、いわゆる「ニューミュージック」を教室に持ち込んだ。

最初は「こんな甘い歌の何がいいの?」と、周りが盛り上がるのに反抗してシカトしていたんだけれど、

ちょうど、自分も片思いを募らせるお年頃であったため、その盛り上がりとリンクして、オフコース熱が急上昇。

小田さんの声は、唯一無二に美しい。美しいだけじゃなくて、芯がある。

そして、「こんな男、この世に絶対いない!」というような、真摯なラブソングを歌っても、真実味にあふれてしまう。

小田さんの歌を聴いている間だけは、私の理想の男性が、この世に存在する。そんなものは妄想だと思いながら、どこかで信じてしまうのだ。

そして、小田さんの歌をヘッドホンで耳に流し込んで世界を見ると、それはまるで別世界のように美しく、とても素晴らしいものに映る。

上京したら、どうにかして小田さんと結婚する、と真剣に考えていた。小田さんは既婚だったけど、愛があればなんとかなる、と思っていたのだから幸せである。

20代のころ、友人が「武道館の小田さんコンサート、1番前の席があるんだけど、行く?」と誘ってくれて、行ったのを覚えている。

1番前ってことは、こちらも姿を見られるかもしれない。何を着て行こう?と、前の晩、洋服をとっかえひっかえで悩んで、まるで初デートのようだった(笑)

しかも、実際に目の前に小田さんが登場したら、恥ずかしくて顔を上げられない。まともに見ることすらできないという・・・いや、ホント若かった!

すっかりオジさんになった小田さんはメディアにも登場するようになり、案外、兄貴肌で、ざっくばらんな物言いをする面白いヒトで、余計に好きです。

本当にヘコんでしまった時に、正しく励ましてくれるのは、今でも小田さんの歌である。

聴けば一瞬で、13歳の頃にトリップ。本来の自分を思い出して、クリアになれます。

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