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旅のはなし

2016年秋 台湾・高雄 初の女ひとり海外旅行4 朝市散歩 ~ ランチで出会ったマダム「乗っていかない?」

投稿日:2017年5月25日 更新日:

台湾2日目の朝、最初のミッション「朝食を興隆居でとる」をコンプリート。

さて。次の目的地は「朝市」です。

今回のお宿、「あひる家」さんのダイニングにあったお手製の地図で紹介されていて、行きたい!と写メってきたのです。

この地図、興隆居に行くのにも参考になりました。

元々、「旅に行く」となると、移動から観光まで、細々とスケジュールをビシッと作ってしまうタイプ。

最近は、年と共にテキトーになってきた、ということもあるけれど、今回はなんせ全く土地勘がなく、言葉も通じない国でのひとり旅。

絶対に予定通りにコトは進まないだろうし、それがストレスになるのもつまらないから、行きたいところを大まかにリストアップだけして、あとは流れで決めて行こう、というスタンスでいました。

「で、何がしたい?」と自分に問うと、興味があるのは、食ばかり・・・。美味しい国にしか行きたくないし、お酒が飲めない国にも興味がない。

ショッピングへの興味は、世間一般の女性の中では、相当に劣る。が、食材なら、1日中観ていたって楽しい♪

わかりやすい地図のおかげで、到着!

商店街のような細い路地に露店がたくさん並んでいます。うぉ~・・・これ、完全に地元の人向けでは?(喜) 何度見回しても、観光客らしき人が1人も見当たりません。

興隆居への徒歩移動の時から驚いていましたが、噂通り、いや想像以上にバイクの数が多い。日本の自転車のようなレベルで、ブンブン走ってるし、歩道にもズラーッと駐車されまくっています。

この朝市の細い路地をも、バイクがブンブン通ります! チャリでも危ないのに、バイク! 日本なら腹立つでしょうが、海外と思うとちょっとワクワクするんですから、おかしなものです(笑)

やはり、ファッションアイテムなどブラブラ見るより、こっちの方が何百倍も楽しい(笑)

何かちょこっと買ってみたいなぁと思ったけれど、生の肉や魚も多いし、これ!と思うものを見つけられず。あまりにも観光客がいないので、ちょっと気おくれもし、今回は雰囲気を楽しみました。


 

次はスーパーへ行ってみましょう!
ここでも、あひる家さんの地図が大活躍。

旅行すると、どうしても野菜の摂取量が減るので、トマトやフルーツの購入も目的です。

あとはミネラルウォーター。それと、ビール。小腹が空いたときのおやつや、おつまみなどを物色に。

お店の写真は無いのですが、印象に残ったことをメモ。

日本のスーパーは必ずトマトが売っていますが、見つからず。時期なのか、お店の仕入れなのか。

フルーツが安い。さすが南国、山積みから買ったオレンジ、キウイなど甘くて美味しいこと!

・チーズが欲しかったのですが、あまり種類なし。後で聞いたら、乳製品は充実しておらず、あっても高いようです。

・スナック類の種類が豊富。

レジのお兄さんに台湾語で話しかけられてトンチンカンな私。日本語に切り替えて対応してくれ、なんとかクリア。

 

美麗島の駅近「大園環鶏肉飯」でランチをしていると・・・

買ったものを宿の冷蔵庫におさめると、ぼちぼちお昼時です。

なんですか、朝からずっと「食べること」ばっかりですが(笑)

午後は、「左営蓮池譚」に電車で行こうと思っていたので、最寄り駅である美麗島の近くでお昼を・・・となれば、ガイドブックでも、ネットでも登場の多かった、「大園環鶏肉飯」にしましょうか。

創業30年以上のお店で、30~45元ぐらいで、鶏肉などをのせたご飯や、スープがいただける庶民のお店です。

適当に並んでいると、お店のおじ様がメニューを出してくれて、指さしや日本語でも、わりとスムーズに注文できます。

空いているテーブルに座っていると、お兄さんが笑顔で運んできてくれました。いただきま~す♪

スープ美味し~い! ご飯は激ウマという程でもないのですが、なんせ安いし、ちょっとずつ色んなものを食べたいタイプなので、このぐらいの量って嬉しい。日本も、こういうサイズの食事が気軽にとれたらいいのになぁ。


 

なんて思いを巡らしつつ、異国での昼食を堪能していると、「相席いいですか?」という風の台湾語。顔を上げると、おそらく地元の方であろう女性がテーブルの向かいに登場。

どうぞ、と笑顔で促して向かい合う。私と同じくらいの世代だろうか・・・ここは、とてもカジュアルなお店ですが、素敵なレストランの方が似合いそうな、品のある女性です。

11月の台湾、お天気に恵まれ、まだまだ暑い。半袖でも暑いぐらい。そんな日に外で、熱いスープとご飯を食べるわけですから、お互い、汗だくです。

ハンカチで仰ぎながら、ふきながら、おそらく「暑いね~」とマダムが話しかけてきてくれて、「暑いですねぇ」と私が日本語で返すと、

「ニホンジン?」と、顔が明るくなり。ここから、言語の違うもの同士で、会話スタート。

向こうは台湾語に、英語も少し、日本語もちょっぴりわかるようである。が、こちらは日本語オンリー、英語は小学生レベル、台湾語はサッパリである。

でも、そこは女性同士。3つの言語をあやしく操りつつのボディランゲージで、なぜか話は進む。娘さんが関西に住んでいるらしい。それで、彼女も遊びに行ったらしい。スマホの写真を見せてもらう。

ライン友達になろうとするが、お互いアナログなせいだろうか、うまくいかない(笑)

これからどこか行くの? 私はこれから、左営蓮池譚に観光に行くんです。あら、私の家の近くよ~。

「乗っていく?そこに車があるの。行きましょう!」

と、おそらく、そうおっしゃったご様子である・・・

えええ~!
ど、どーしよー!!

と驚きながら、勢いに拒否できず、ついていく私。娘には、「知らない人についていっちゃいけません」とか言って育ててきたくせに、自分はホイホイついていくのか? しかもココ、異国よ。ニホンジン、ダマサレルヨー!

と頭がグルグルしているところに、ハイ、車が登場。

・・・って、スクーターなのねっ!!!

突然、彼女のスマホの向こう側に、日本に住む娘さんがライブで登場する。

「はじめまして~、スクーター2人乗り、大丈夫ですか~?(苦笑)」

だ、だ、だ、大丈夫かなぁ(汗)
なんせ人生初だし。
ものすごいサプライズな展開に動揺してるし。
こっちも、微妙な苦笑を返す(^^;

「はい、乗って!」と、満面の笑みでヘルメットを渡され、急いで後ろに乗る。なんでしょう、ノーと言えない押しがあるんですよね。

私を気遣いながら、マダムはスクーターを走らせます。高雄の景色を、路上から眺めることになろうとは・・・街が全く違う風に見えます。

うーん・・・こ、これは・・・

気持ちいい!
まるで、映画の主人公になったような気分♪

だがしかし!!
大丈夫なのか?ワタシ?!

と、快感と不安が渦巻く私を乗せて、スクーターは快調に走っていくのでした。

 

つづきは、こちらです↓

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