台湾2日目の朝、最初のミッション「朝食を興隆居でとる」をコンプリート。
さて。次の目的地は「朝市」です。
今回のお宿、「あひる家」さんのダイニングにあったお手製の地図で紹介されていて、行きたい!と写メってきたのです。
この地図、興隆居に行くのにも参考になりました。
元々、「旅に行く」となると、移動から観光まで、細々とスケジュールをビシッと作ってしまうタイプ。
最近は、年と共にテキトーになってきた、ということもあるけれど、今回はなんせ全く土地勘がなく、言葉も通じない国でのひとり旅。
絶対に予定通りにコトは進まないだろうし、それがストレスになるのもつまらないから、行きたいところを大まかにリストアップだけして、あとは流れで決めて行こう、というスタンスでいました。
「で、何がしたい?」と自分に問うと、興味があるのは、食ばかり・・・。美味しい国にしか行きたくないし、お酒が飲めない国にも興味がない。
ショッピングへの興味は、世間一般の女性の中では、相当に劣る。が、食材なら、1日中観ていたって楽しい♪
わかりやすい地図のおかげで、到着!
商店街のような細い路地に露店がたくさん並んでいます。うぉ~・・・これ、完全に地元の人向けでは?(喜) 何度見回しても、観光客らしき人が1人も見当たりません。
興隆居への徒歩移動の時から驚いていましたが、噂通り、いや想像以上にバイクの数が多い。日本の自転車のようなレベルで、ブンブン走ってるし、歩道にもズラーッと駐車されまくっています。
この朝市の細い路地をも、バイクがブンブン通ります! チャリでも危ないのに、バイク! 日本なら腹立つでしょうが、海外と思うとちょっとワクワクするんですから、おかしなものです(笑)
やはり、ファッションアイテムなどブラブラ見るより、こっちの方が何百倍も楽しい(笑)
何かちょこっと買ってみたいなぁと思ったけれど、生の肉や魚も多いし、これ!と思うものを見つけられず。あまりにも観光客がいないので、ちょっと気おくれもし、今回は雰囲気を楽しみました。
次はスーパーへ行ってみましょう!
ここでも、あひる家さんの地図が大活躍。
旅行すると、どうしても野菜の摂取量が減るので、トマトやフルーツの購入も目的です。
あとはミネラルウォーター。それと、ビール。小腹が空いたときのおやつや、おつまみなどを物色に。
お店の写真は無いのですが、印象に残ったことをメモ。
●日本のスーパーは必ずトマトが売っていますが、見つからず。時期なのか、お店の仕入れなのか。
●フルーツが安い。さすが南国、山積みから買ったオレンジ、キウイなど甘くて美味しいこと!
・チーズが欲しかったのですが、あまり種類なし。後で聞いたら、乳製品は充実しておらず、あっても高いようです。
・スナック類の種類が豊富。
レジのお兄さんに台湾語で話しかけられてトンチンカンな私。日本語に切り替えて対応してくれ、なんとかクリア。
● 美麗島の駅近「大園環鶏肉飯」でランチをしていると・・・
買ったものを宿の冷蔵庫におさめると、ぼちぼちお昼時です。
なんですか、朝からずっと「食べること」ばっかりですが(笑)
午後は、「左営蓮池譚」に電車で行こうと思っていたので、最寄り駅である美麗島の近くでお昼を・・・となれば、ガイドブックでも、ネットでも登場の多かった、「大園環鶏肉飯」にしましょうか。
創業30年以上のお店で、30~45元ぐらいで、鶏肉などをのせたご飯や、スープがいただける庶民のお店です。
適当に並んでいると、お店のおじ様がメニューを出してくれて、指さしや日本語でも、わりとスムーズに注文できます。
空いているテーブルに座っていると、お兄さんが笑顔で運んできてくれました。いただきま~す♪
スープ美味し~い! ご飯は激ウマという程でもないのですが、なんせ安いし、ちょっとずつ色んなものを食べたいタイプなので、このぐらいの量って嬉しい。日本も、こういうサイズの食事が気軽にとれたらいいのになぁ。
なんて思いを巡らしつつ、異国での昼食を堪能していると、「相席いいですか?」という風の台湾語。顔を上げると、おそらく地元の方であろう女性がテーブルの向かいに登場。
どうぞ、と笑顔で促して向かい合う。私と同じくらいの世代だろうか・・・ここは、とてもカジュアルなお店ですが、素敵なレストランの方が似合いそうな、品のある女性です。
11月の台湾、お天気に恵まれ、まだまだ暑い。半袖でも暑いぐらい。そんな日に外で、熱いスープとご飯を食べるわけですから、お互い、汗だくです。
ハンカチで仰ぎながら、ふきながら、おそらく「暑いね~」とマダムが話しかけてきてくれて、「暑いですねぇ」と私が日本語で返すと、
「ニホンジン?」と、顔が明るくなり。ここから、言語の違うもの同士で、会話スタート。
向こうは台湾語に、英語も少し、日本語もちょっぴりわかるようである。が、こちらは日本語オンリー、英語は小学生レベル、台湾語はサッパリである。
でも、そこは女性同士。3つの言語をあやしく操りつつのボディランゲージで、なぜか話は進む。娘さんが関西に住んでいるらしい。それで、彼女も遊びに行ったらしい。スマホの写真を見せてもらう。
ライン友達になろうとするが、お互いアナログなせいだろうか、うまくいかない(笑)
これからどこか行くの? 私はこれから、左営蓮池譚に観光に行くんです。あら、私の家の近くよ~。
「乗っていく?そこに車があるの。行きましょう!」
と、おそらく、そうおっしゃったご様子である・・・
えええ~!
ど、どーしよー!!
と驚きながら、勢いに拒否できず、ついていく私。娘には、「知らない人についていっちゃいけません」とか言って育ててきたくせに、自分はホイホイついていくのか? しかもココ、異国よ。ニホンジン、ダマサレルヨー!
と頭がグルグルしているところに、ハイ、車が登場。
・・・って、スクーターなのねっ!!!
突然、彼女のスマホの向こう側に、日本に住む娘さんがライブで登場する。
「はじめまして~、スクーター2人乗り、大丈夫ですか~?(苦笑)」
だ、だ、だ、大丈夫かなぁ(汗)
なんせ人生初だし。
ものすごいサプライズな展開に動揺してるし。
こっちも、微妙な苦笑を返す(^^;
「はい、乗って!」と、満面の笑みでヘルメットを渡され、急いで後ろに乗る。なんでしょう、ノーと言えない押しがあるんですよね。
私を気遣いながら、マダムはスクーターを走らせます。高雄の景色を、路上から眺めることになろうとは・・・街が全く違う風に見えます。
うーん・・・こ、これは・・・
気持ちいい!
まるで、映画の主人公になったような気分♪
だがしかし!!
大丈夫なのか?ワタシ?!
と、快感と不安が渦巻く私を乗せて、スクーターは快調に走っていくのでした。
つづきは、こちらです↓