ご近所の、私の行きつけの魚屋さんは、平塚漁港からすぐの魚屋さん、久音(きゅうおと)さんです。
都内から移住してきて、いくつか魚屋さんに行ってみましたが、久音さんはご主人や奥様はじめ、お店のみなさんが親切で穏やかなので、気に入ってお買い物しています。
先日、「湘南える」でも、ご紹介させていただきました。
取材の打診をするまでは、せいぜい「時々来ては、ちょこちょこ買い物する、ずいぶんツブ貝が好きな客」ぐらいの認識はされていたかと思うのですが、
お客さんが少ない時間をねらって、朝一番にお店に行き、ご主人にホームページで紹介させてもらえないかお伺いしたところ、快諾!
それまで、魚の質問ぐらいしかお話したことがなかったのですが、共通の知り合いがいることや、インターネット活用のことなど立ち話ができて、「お、なんかワタシ、常連さん風?」などと、ちょっと浮かれる(笑)
お魚屋さんに限らず、取材するまでの私は「お客の1人」なわけですが、取材を打診するということは、すわなち「このお店が大好きなんです」と、面と向かって告白することになるので、
告白された側も、こちらを見る目が変わるんだなぁと感じています。1歩踏み込むことで、相手も少し踏み込んでくれます。距離が近くなります。
だからか、毎回、取材打診の時って、ちょっと緊張するんですよね。ちょっとだけ恋の告白に似ています。
「やだって言われたら、どうしよ~(ちょっとショック)」
ビジネスライクに打診して断られるのであれば、ショックもなく割り切れるのでしょうが、本当に好きなお店だからこそ、こんな気持ちになります。
その後、お買い物に行ったら、やっぱり前よりちょっと雑談がしやすくなって、さらにお店のファンになっています。
記事がアップされてから、久音さんのご主人にメールでお知らせしたところ、丁寧なご返信をいただきました。
それも、とてもフレンドリーな気さくな文章で、お礼と、他の私の記事を読んだ感想まで書いてあり、気持ちがポカポカと温かくなりました。
よくスーパーでも安売りしている、「鯛の頭」ですが、
魚屋さんでも、鯛のお刺身などの注文が出て余った時に、ザルで200円ぐらいで出しているようです。やはり、スーパーのものとは鮮度も違うし、厚い身が入っていたりしてお得です。
塩焼きや、潮汁もいいけれど、我が家の酒つまみバイブルの1品が、一番のお気に入り。西川治様サマです。
「鯛の骨蒸し」
1.鯛の頭に熱湯をかけて、氷水へ
2.蒸し器に入れた皿に昆布をしく
3.鯛の頭に塩をふり酒をふりかけ強火で蒸す
ほったらかし~で、激ウマの日本酒つまみができあがります♪
これは娘も大好物。まずは2人で目玉の取り合いです(笑)
実は、本には「養殖物の鯛は鯛ではない。あんなものを食べるくらいだったら、鰯のほうがまだいい。」と書いてあるのですが・・・。しかし、なかなか天然物では食せていません。
そのうちの夫の釣果に期待しますか。
ちなみに、魚屋さんで半身で買って、お刺身でいただいた鯛は養殖物でしたが、スーパーのものとは「別の魚か?!」と叫びたいぐらい、美味しいのです。脂が乗っていて、とてつもなく旨い。
餅は餅屋。
やはり、魚は魚屋、ですね。