人は、自分にないものに憧れる。
私は身長があるからか、昔から背の高い男性を、あまり好きにならない傾向がある。おそらく、身長以外のところに惹かれる。
ディズニーランドの近くに住んでいた頃は、それほど行かなかったのに、湘南に引っ越したとたん、「遊びに行きたい場所」になる。
私が海好きで南国好きなのも、北国生まれだからなのかなぁと思う。正直、雪山にスキーに行く人の気が知れない。
そんなわけで、北国生まれだからこそ、今この温暖な湘南で暮らし、旅行先も伊豆やら南国やらが多い、ということになっているのではないか?というのが、私の自己分析です。
一方で、食事の好みというものは、あまり変わらないようで・・・。
●三つ子の舌は、百までか
昨年、台湾で知り合った語学留学中の日本女性が話していた。
最初、住み始めたばかりの頃は、台湾の人や習慣に驚きとまどったそうで、ビックリしたり、イライラしたりすることもあったらしい。
でも、やがて慣れてしまった。気が付けば、自分も感化されて、現地の人のようになっていくのだそう。そうじゃないと暮らしにくいから、必要に迫られてそうなるんだとか。
「でも、食事はそうはいかないんだよね。」
やはり納豆や、お出汁料理、美味しい乳製品などが恋しくて仕方ないと言う。旅行で遊びに来ていた頃は美味しかった台湾料理も、毎日だと飽きてしまうと嘆いていた。
なんとなく、わかる気がする。
私は沖縄に旅行に行くのが大好きだけれど、沖縄料理が大好物!というわけではない。
ラフテーなど、大好きなものもあるし、雰囲気で泡盛も美味しい。
でも、やっぱり一番好きなのは「日本酒で魚介」。沖縄の海を見ながら、北海道の海の幸でゆっくり飲めたら、邪道かもしれないけれど、幸せだろうなぁと思ってしまう(笑)
じゃあ、南国の雰囲気も、海の幸も、どっちもあるところは?
というわけで、やはり湘南やら、伊豆やら、ということに落ち着く。なるほど!と、深く納得。