近江町市場から、10分と少し、ぷらぷら歩いていくと、最初の目的地に到着です。
「主計町(かずえまち)茶屋街」です。川沿いの、小さくて静かな風情ある一角ですが、金沢3茶屋街の1つで、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
あっという間に往復できてしまう通りですが、静かで人が少ないからこそ、その風情を堪能することができます。
とは言え、ここだけでは観光としては物足りないと思います。すぐ近くに、一番有名な茶屋街があるので、行ってみましょう!
浅野川大橋を渡ると、すぐに「ひがし茶屋街」に着きます。
写真は、なるべく人が映らないように撮っているので伝わりにくいですが、さっきの主計町茶屋街とは打って変わって、「原宿っ?!」と言いたくなるような人の多さ・・・いや、雰囲気や客層からすると「鎌倉の小町通り」のような、あたりが妥当でしょうか。
噂通り、エリアが広くて、入りやすいお店も多くて、観光地としては「ひがし茶屋街」が一番です。
一方で、主計町茶屋街の静かな風情もとても素敵だったので、どちらも訪れるのがお勧めです。
おっと、日本酒が飲めそうなお店を、発見しましたよ☆
中に入ってみて気づいたのですが、このお店がまさに『ワカコ酒』に登場した角打ちのお店ではありませんか!!
これは、私もワカコ気取りで、一杯やらねばですね♪
カウンターの中にいるお姉さんに「純米の辛口でオススメありますか?」とお願いしたところ、2種類、お勧めしていただきました。
1階のスタンドエリアは、なかなかの混雑です。
「2階にお座敷もあるので、良かったらどうぞ。」と言われて、思い出しました。そうそう、ワカコもお座敷で飲んでいたっけ。
ちゃぶ台席に落ち着くことにしました。
ゆっくり、いただきます。
左の「獅子の里」も美味しいのですが、お店オリジナルの右の「酒楽」が、私の好みにピッタリ!
あ~、これ好き。
辛口だけど、スッキリしすぎてなくて、うまみを感じます。
1階に降りてお値段を確認してみたら・・・あら~、いいお値段。私って、案外、舌が肥えているのだなと(笑)
ワカコ酒ごっこが終わって、茶屋街に来た目的が、すっかり達成された気分に。
茶屋街は、とても日本的な場所なのに、「私が知らない日本」でした。今思えば、もっと茶屋街について予習をして、観るべきところをしっかり観れば良かったなぁと反省。と同時に、また訪れる良い理由ができたかな?と、ほくそえんでもいたりして。
さて、夜の部の前に、1度、宿に戻って休憩することにしましょう。
今回のベースキャンプは、金沢の町屋をリノベーションした「ゲストハウス白」さんです。
個室を予約したので、昼からお布団で、一眠り・・・幸せすぎる。
1人旅だからこその、気ままさが、また良いのです。