高雄2日目。
見知らぬ現地女性のスクーターで観光地まで送ってもらう、という珍事の後、宿に帰ってくると、すぐに次の出会いが待っていた。
同室に到着された、あひる家の常連「C子さん」(またもや関西人)のお誘いで、高雄に語学留学している友人女性とのディナーに、私もご一緒することになった。
ジェットコースターのような展開。しかし、こちらは海外旅に慣れない身、C子さんの百戦錬磨オーラは、非常に心強い。
「そうそう、高雄はそういう話が多いのよ。」
待ち合わせの場所に移動しながら、私が、その日あったスクーター事件の話をすると、そうおっしゃった。
台北に比べると、のんびりした田舎っぽさがあって、人が温かいのだそう。確かに、日本でもそうだ。
C子さんも、道端で会うオジさんに、毎朝あいさつしていたら、3日目には「ゴハン食べていけ」と言われ、気づいたら見知らぬ人の家でゴハンを食べていたらしい(笑)
MRTで瑞豐夜市の近くまで移動したから、たしか赤線の「巨蛋」駅で待ち合わせだったかと思う。地上に出ると、Oさん登場、はじめましてとご挨拶をする。
お2人をざっくり紹介すると、
Oさんは、今回、私が止まっている宿の(前身の頃の)スタッフさんだったらしい。C子さんは常連さんで、お友達になったそう。
現在は、Oさんは語学留学中の学生として高雄の住人に。大阪在住のC子さんは、NGO活動でネパールやフィリピンなど各国を飛び回りつつ、移住先の候補である高雄にちょくちょく遊びに来ているのだそう。
はぁ~・・・なんだかグローバルなお2人で、すごいなぁと感心するばかり。
しかし、そう考えると、今回選んだ「あひる家」さんが、この夜をセッティングしてくれたと言える。宿を優先して、行先を高雄にしたのは、正解だったかも。
さて。今夜のディナーは、C子さんのオススメで、高雄に長く在住されていたご夫婦に、よく連れて行ってもらった「高雄で一番美味しい小籠包が食べられるお店」とのこと。
ところが、連れられて行っていたので、自力でお店に行ったことがなく、店の名前を憶えていないんだそう。情報は「スマホの撮影地情報」のみ。Oさんの依頼で、C子さんが調査し、向かっている。
何度か迷いつつ、お2人は台湾語を駆使しつつ(私は、ただついていくだけ。笑)、見事、到着!
店名は「巧手小籠湯包」。うーん、観光客が来なそうな、地元の方の御用達って雰囲気が、いいかんじ。
ビールで乾杯して、早速いただきます。
美味しい~。
見知らぬ面々と異国の地で、めっちゃローカルなお店で台湾料理・・・このシチュエーションだけで、ビールが尋常じゃなく旨い。
2人の出会った話や、あひる家さんでのエピソード、近況シェア、なぜ私が高雄に来たのか? など、女性が3人集まれば、話のネタに尽きることはなく(笑)
面白かったのが、Oさんの「台湾の夫婦喧嘩は激しい」という話。台湾の人たちは喜怒哀楽がはっきりしているとのこと。楽しい時も、怒った時も、非常に感情表現が豊かで、夫婦喧嘩もしょっちゅう見かけると言う。
なんと、借りている部屋の大家さんと、Oさんの関係があやしいと、大家さんの奥様がお怒りになっての珍騒動の話は、申し訳ないけど一番面白かった(笑)
C子さんは海外での飲酒は、そこそこに抑えているそうだけど、Oさんはお酒が大好きとのこと。日ごろはあまり飲み相手がいなく淋しいというので、喜んでお付き合いする私♪
なんと、今度はC子さんにご馳走になってしまったではないか! 恐縮の、大感謝です。多謝!!
夜市を観て帰るという私に、2人が瑞豐夜市を案内してくれた。ほろ酔い気分で、目をパチクリしてキョロキョロする私。
迷路みたいにごちゃごちゃとお店が密集しいて、バラエティーに富んでいて、地元感があって、面白かった。
こんな祭が週に4日も、場所によっては毎日開催しているなんて・・・台湾って、なんてところなの(笑)
美麗島に戻って、六合夜市も1まわり。有名なのはこっちだけど、C子さんが言うとおり、六号の方が観光客向けである。道路が広くて見やすいから、品の良いご年配のツアー客なんかは、こっちの方が落ちついてまわれるでしょ、と。確かに。
こうして、台湾2日目が終了。充実しすぎ、満足しきり。心地よい疲労感と、最高に幸せな気持ちで眠りについたのでした。
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