若い頃は、やたらめったら飲みに出かけていました。
「楽しいこと=飲みにいくこと」
そんな勢いだったのは、社会人デビューしたのが、バルブがはじける最中ぐらいだったから、というのもあるのかなぁと思う。
まだ景気が良くて、会社もオジさんたちもご馳走しまくってくれた。自分の稼ぎじゃ入れないようなお店も、たくさん連れていってもらったし、タクシーチケットももらい放題だった。
とても同じ国とは思えないぐらい、時代は変わりました。
あわせて、自分自身も激変です。
正直、若い頃はお金に無頓着過ぎて、給料袋を落としても「まぁ、しょうがない。なんとなるか♪」というテキト~っぷりでした(汗)
結婚して子供ができたことと、フリーランスで働いた経験とがあって、
「お金ってどうやったら貯まるんだろう」
「どうやったら、たくさん稼げるんだろう」
「お金がある人って、何をどうしてるんだろう」
ということに興味が沸き、今も学んでいます。
そんな積み重ねで、人が変わったように家計管理もするようになり、落ち着いた生活をするようになりました(笑)
今では、外食は、行く目的ありき。それが達成されなければ、とってもコスパが悪いものと考えています。
・「なんとなく」行くことになって、
・「適当に」お店を選んで、
・しかも「美味しくなかった」。
なんていうのが、一番イヤ!(力説っ)
まぁ、昔は、そんなんばっかりでしたけどねぇ(汗)
美味しくなくても、せめて楽しければ、いい時間の使い方ではありますが。
お金や時間にうるさくなった今は、支払っただけのリターンを求めてしまいます。
● どんなことに、いくらなら支払うか?
例えば、
・今日は疲れたから、何もしないで美味しいものを食べたい
・家では作れない、あの味を食べに行こう
・頑張ったご褒美に、雰囲気の良いお店で、ちょっと贅沢したい
・評判の良いお店を開拓してみよう
など、自分が価値を感じるものにお金を使って、見合ったリターンを得たい。
値段の高い、安いだけじゃなくて、「何を得たいか」と「それに対していくらなら払うのか」のバランスが問題です。
・・・ケチな話に聞こえるかもしれませんが、「お金のある人」について研究すると、やはり、支払うことにシビアです。
以前、知り合いの知り合いに、一生食うに困らない超お金持ちがいましたが、新幹線を乗るときは「金券ショップ」でチケットを買っているとのこと。浮いたお金でお弁当を買ったりするんですね。
お金も時間もムダにせず、有効に活用したいものです。
● 「横浜で女子ディナー」 VS 「家呑み 馬刺し&獺祭」
先日、娘と所用があり、横浜で遅めの夕食をとらねばならず。
せっかくだから、美味しく食べたい。だがしかし、平日のど真ん中で、かつ湘南までの帰途があるので、ゆっくりはできない。
ぶっちゃけ、本当は「名酒センター」とか「ぬる燗 佐藤」とか、野毛に行きたいに決まってます(笑)
でも、制服着た女子高生を、酒くさいところに連れ込むのも気が引けるし・・・えーい、店選びが面倒くさいわ!(笑) はよ成人してしまえ!!(爆)
・・・と、母の煩悩はさておき、手っ取り早くモアーズに連れ込む。「ここ美味しそう♪」「ここカワイイ♪」という女子高生のチョイスで、和パスタ屋さんに決定。
こちとら、仕事帰りに来ているので、ビールぐらい飲みたいのじゃ。飲ませよ。
女子率が異常に高いお店でのディナーとなる。なかなか美味しいパスタではあるが、なんだろう、この微妙に満たされない感。
もはや女子界には戻れぬな・・・(悟)
対して、先日の家呑みは、同じ4000円代でこんな内容でした。
馬刺しです。ネット通販でポイント使ったので、2000円なり♪
こちらは2,700円。合計で、4,700円。
まぁ、「遅い時間、今すぐ横浜で美味しいものを食べる」という意味では、女子パスタでいいわけですが。
でも、純粋に金額と内容だけで比較しちゃうと・・・タテガミ&獺祭には、勝てないのよう。やっぱ、家呑みって、お得すぎ☆
まぁ、しかし。
最近、部活が忙しく、休日を一緒に過ごせない娘と、久々のディナーだったわけです。
女子っぽい店で、デザート含めて「幸せ~♪」と、喜んでいる制服の女子高生を眺めてながらビールを飲んでいると、なんとなく、かわいい女子にご馳走しているオジさんの気持ちがわかるような気がする・・・
やはり、女子界には戻れぬな(笑)
まぁ、もろもろ込み込みで、結論、横浜ディナーは良い時間でした。
それにしても「手軽に空腹を満たす」ということを優先しない、多少の手間やお金・時間がかかっても「旨い酒を呑む」という行為は、もしかすると、とても贅沢なものなのかもしれませんね。
日常の雑事の中で、そんなことを感じました。
誰と、いつ、どんなタイミングで、どこで、何を、どのようにいただくのか。
簡単なようで、簡単じゃない。もし、全てが(もしくは大方が)望みどおりに揃うラッキーな夜がある時は、その幸せを、心から噛みしめたいものですね。