そう。いくら思い返しても、故郷の秋田でぬか漬けを食べた記憶がない。
秋田といえば、有名なのが「たくあん」である。たくあんにとどまらず漬物の種類は豊富で・・・いや、「漬物」じゃない、「がっこ」である。おばあちゃんの家に遊びに行くとテーブルの上に当たり前のように”がっこ”の器があって、おばあちゃんも私もお客さんも、お茶を飲みながら当たり前のように、そこからつまんでボリボリやっていた。
その行為を「がっこ茶っこ」というのよ、という話をすると、みんな異国の言葉を聞くような顔をする。
祖母も母も、昔は梅漬けやら、鰰や鮭の飯鮨やらを手作りしていたから、ぬか漬けがあったなら、誰かが自家製のぬか床を混ぜている記憶が私の中に残っているはずである。
気になって、たくあんの作り方を見ると「ぬか」を使って作っているので、ぬかが出回ってないわけでは無いと思われる。
さらに調べると、「東北地方は寒いのでぬか床が育たない」「なので、ぬか漬けは食べない」という情報を、ちらほらと発見。
引き続き要調査ですが、どうやら「気温が低い=ぬか漬けに適していない」というあたりに落ち着くのではないかと思われます。
これだけ故郷の話をしておいて何ですが、私、たくあんより、ぬか漬けが大好きで(笑)
私の父が、たくあんが大嫌いで、理由を聞くと「小さい頃に食べすぎて気持ち悪くなったため」って、どんだけ食べたんや・・・。
私は嫌いになるまではやらかしていませんが、やっぱり食べ慣れたというか、食べ飽きた感があります。
もう20年以上も前の話ですが、都内で結婚して、スーパーで「冷蔵庫で漬けるだけのぬか床」を買ってきて試してみたら、美味しいのなんのって。毎日、何かしら漬けて食べまくっていました。
が、これが冷蔵庫の場所をとるんですよね~。確か、時々は混ぜなければならず、サボったらぬか床の状態も悪くなり・・・と、挫折してしまいました。
だから先日、無印良品で販売開始したぬか床を発見した時も、「1kgって・・・デカいんだよね。」とスルー。
で、なぜか家に帰ってから、ふと、その横に「補充用」という小さい商品があったことを思い出す。
もしかして、あれで小さく漬けられるんじゃない?とネットで調べてみたら、案の定、そのように使うことも推奨されていた。やっぱり?!
早速、買ってきました♪
250gって、お試しには、ほど良いサイズです。
小さなタッパに、キュウリ半分と、大根やラディッシュを入れてみます。
うんまー! やっぱりぬか漬け最高!!
小サイズが嬉しいものの、これは美味し過ぎて全然足りない!!!と、補充用をもう1つお買い上げ(笑)
カブもナスも美味し~い(涙)
いくらでも食べられるわー。止まらん。
さすが無印良品さん、ナイスな商品を、ありがとう。