オートミールを初めて口にしたのは、10年ほど前だったか、アメリカに行った時に泊まった、簡素なホテルのビュッフェだった。
このドロドロの、スープというか、ミルキーなおかゆのようなものは一体なんだね・・・と試しにお皿に入れて、食べてみた。
・・・な、なんじゃこりゃあっっー!
ま、まず~うっっ!!!(絶句)
この時、「オートミールは、まずい。」と確定し、食べる機会もなく、一生食べたくもなく過ごしてきたのですが、最近、腸活ブームの流れで、オートミールの注目度が高いじゃないですか。
私も、まんまと腸活中のため、めちゃめちゃ注目しまくるハメに。
いや。しかし騙されてはいけない。記憶の中のヤツには、1ミリの美味しさも無い。
と思っていたのに、最近、テレビにも登場する料理研究家リュウジさんが「むしろ米より旨い」「最強のオートミール炒飯」なんて動画をYoutubeにアップしているのを見つけてしまい視聴しちゃったもんだから、すっかり食べてみたくなって、ついにオートミールを仕入れることに。
■むしろ米より旨い。痩せるとは思えないほど食べ応えのある最強の炒飯【オートミール炒飯】
まずは、業務スーパーへ買い出しに行くという夫に頼んで、買ってきてもらいました。
使いかけのパッケージしかなく、写真がよれよれ・・・。後でわかったのですが、このオートミールは粒が小さく砕かれているんですね。「スティールカットオーツ」といって、脱穀したオーツ麦の粒を2~3分割したものだそうです。
とりあえず、これでリュウジさんの炒飯を作ってみる。
あれ~・・・? 普通に美味しいね(笑)
思い込みも激しいけれど、覆すのも早い。あれだけ、まずいまずいと言っていたオートミールで、その後、何度も炒飯をリピートして、すっかりお気に入りメニューになってしまった。
しかし、炒飯ばっかりも芸がないので、他のアレンジメニューにもトライします。
お好み焼きです。悪くないですね。
チヂミ。これも悪くない。
和風グラタンです。豆腐と味噌のホワイトソースに、具はツナとキャベツです。
どれも悪くないんです。
でも、なんていうか・・・もっと食べた~い!というほどは、欲しないんだよなぁ。
そう、何より「お酒のつまみにしたい」と思えるものが無い。リュウジさんの炒飯なら、ビールと餃子なんかでイケそうだけど。
とりあえず、もっと米に近い状態のものが食べたい!ということで、次は麦を砕いていない、そのままの形の「ロールドオーツ」を、同じく業務スーパーで買ってあります。
「まずい → 食べられる」に昇格するも、いまだ私の中でブレイクするには至らないオートミール。
実は、私の心の奥底に、いまだ「こいつは、まずいヤツである。」という思いが根強く残っているせいなのか?
それとも、しょせん「健康に良い穀物」どまりということなのか。
引き続き、リュウジさんの炒飯以上のレシピを探し中です。