どんな男の人が好き?
という話が出ると、10代から20代は、こう答えていた。
「山田太郎と、ケンシロウと、ドラえもんを足して3で割った人」
今時の若者は、良くわからないかもしれませんが、
●『ドカベン』の山田太郎
●『北斗の拳』のケンシロウ
●『ドラえもん』の・・・これは説明不要ですね。
優しくて、強い。
しかも面倒見がよくて、なんでもできる。
はぁ? 何それ~、と苦笑されつつも、女性ならほぼ納得してくれる。
あと数年で50歳(!)になろうとする今も、確かに現実にこんな人がいたら最高だなと思う。
だがしかし、さすがに「現実に、そんな人間など存在するわけがないっ」と確信しています。実際、マンガですけど(笑)
いるとしたら、AIロボットでしょうね。こんなイケメンで細マッチョなロボットが市販されて、あとはお金さえあれば、結婚するより快適に暮らせそう。
そんな冗談みたいな話が、現実になりつつある今の時代って、なかなか怖いなぁとも思います。
■■ 朝活で『嫌われる勇気』を深堀りしてわかったこと
2012年ころ、「第〇次 朝活ブーム」がやってきて、横浜のスタバで朝活を立ち上げ、毎週開催していました。
最初は、横浜で開催しているところに参加しようと探したのですが、適した会が無かったため、「だったら自分で始めてみようかな」と軽い気持ちでスタート。途中から月1開催にしつつも、2017年の春まで定期開催していました。(現在は、不定期開催です。)
内容は、『7つの習慣』をベースに毎回テーマを決め、日常の事例シェアやディスカッションを通して具体的に考える、というもの。
その中で「Win-Win の関係づくり」について「こうすれば良い、というのはわかるけど、そうするためには、どう考えればいいの?」という壁にぶち当たり、
ブームになったアドラー論の『嫌われる勇気』がヒントになると感じて、関連テーマとしてリンクさせ、数回取り上げたことがあります。
難しいテーマだけに、ディスカッションは混乱し、そして迷走・・・予定の回数を大幅に増やすことに。だからこそ、深く掘り下げることができたと思います。
この時の深堀りが私にとって、とても大切な気づきになりました。それは嬉しい発見!というものではなく、根本的な自分の問題に気づき、痛烈な痛みを伴うものでした。
簡単に言ってしまえば、幸せを感じる人は、「してもらう」人ではなく、「してあげる」人である、ということ。
「して欲しい」は他者の承認を必要とし、枯渇を生み続け、満足することがない。
「してあげたい」は、自発的で、他者の承認は必要としない。行動そのものに、自分で幸せを獲得する力がある。
私はずっと、前者で考えて生きていたのだなぁと思う。おそらく今も、その癖は抜けていないんだけど、「あぁ、またやっちゃってる(苦笑)」と自己分析できるぐらいにはなってきた。
だって、「山田太郎と、ケンシロウと、ドラえもんを足して3で割った人」が理想の男性だなんて、してもらうことしか考えていないこと、この上ない。
■■ 人はどうして結婚するのか?
昔、テレビで子供たちからの素朴な質問を、道行く大人たちにぶつける、というコーナーがあって、「どうして人は結婚するんですか?」という質問が出た。
ちょうど実家に帰省しているときで、父に「お父さんは、どう思う?」と聞いたら、
「人は、愛情をたくさんもらって、ある程度まで満たされると、今度はそれを人にあげたくなるからじゃないか。」
・・・たぶん、それ正解です。名言に驚愕。
しかも、亡くなった母の介護をやり切った父が言うのだから、信憑性がものすごい。
幸せなのは、山田太郎本人であり、ケンシロウその人であり、のび太ではなく、ドラえもんなのかもしれない。
なんと、母よりも、父が幸せだったということなのだろうか。
さて。今後、「どんな男の人が好き?」という質問には、どう答えたらいいいものだろう。
模範解答は、「私が幸せにしてあげたい人」なんでしょうけど。あと、最低でも30年は言えそうもありません。
健康で、清潔で、正直で、ひたすら優しく、よく稼ぎ・・・なんて挙げると、煩悩が暴走してキリがないので・・・
「大泉洋さんと、菅田将暉くん!」
当面、これでいってみようと思います(笑)